レアル・コンパーニャ・ヴェーリャ
Real Companhia Velha

Quinta das Carvalhasをのぞむ
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1756年に時のジョゼ王の命を受けて創られた、ポルトガルの中でも最も伝統のあるレアル・コンパーニャ・ヴェーリャ社は、2016年に260周年を迎えました。Quintadas Carvalhas, Quinta do Casal da Granja, Quinta de Cidroなど、ドウロの最上の畑を要する屈指のワイナリーです。その伝統に甘んじることなく、1996年には長期ヴィジョンに基づいて、ぶどうの栽培、選定からワインの醸造に至るまで、技術刷新を行いました。最新のワインづくりの手法を旧世界、新世界を問わず採用し、深い味わいと複雑な果実味のあるワインを造り続けています。その努力が実り、2016年にポルトガルの雑誌「Paixao Pelo Vinho」で、Best Viticulture of the yearを受賞、加えてチーフワインメーカーのJorge Moreira氏がBest Winemaker of the yearを受賞しました。

ロイヤル・オポルトというポートワインのみならず、ポート用の優良品種を用いて作る、テーブルワインにも力を入れ、エヴェル、ポルカ・デ・ムルサなどのブランドを送りだしています。尚、この中でもエヴェルはアメリカのワイン雑誌「WineSpectator」のTOP100、世界で50位という快挙を成し遂げました。

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マルケス・デ・ポンバル侯爵 肖像
マルケス・デ・ポンバル侯爵 肖像(「Real Companhia Velha 250周年記念誌」より)

ポルトガルの話題がよくテレビで放映されるようになりました。旅番組が増えたせいか、「懐かしさ」を感じる国として紹介されることが多いように思います。もちろん、ワインの話が出ることもあります。ポルトガルではワイナリーの中に100年、200年の歴史をもつところが少なくなく、弊社と取引のあるところでも、伝統のあるワイナリーがいくつかあります。その中でも1756年に創業したレアル・コンパーニャ・ヴェーリャ社は代表的なドウロ地方の蔵元です。

同社の畑を2013年のちょうど収穫期に訪問、まさに収穫中の畑を見てまわることができました。ポルトガルでははやいところでは8月下旬から収穫が始まる地域がありますが、やはり最も忙しいのは9月。収穫期にほとんど雨が降らず、どこまでも続く青い空。日中は軽く30度超える暑さの中、ドウロ(ポルトガル北部)では赤ワイン用のぶどうをベテランの女性たちが丁寧に手摘みしていました。摘みとられたぶどうはただちに小さな小籠に入れて、運ばれていきます。また集められたぶどうがただちに選別され、除梗されていく作業も見学しました。すでに発酵の始まった発酵槽の中に手を入れて、ぶどうの力を感じました。

手摘みする女性 発酵槽
左:ぶどうを手摘し小籠に入れる様子  右:発酵槽
トウリガナシオナルの葉とぶどう
トウリガナシオナルの葉とぶどう

この地域の代表的なぶどう品種はトウリガナシオナル、特徴のある葉っぱからそれとわかります。ほうばってみると甘く、特にこのあたりの畑では選んでぶどうの房を残しているので、非常に凝縮感があります。これからどんなワインになるのか、楽しみですね。醸造家たちは熱くワイン談義をし、いかにドウロのワインがよいかを語ってくれます。

冬は早朝から畑を見回っている姿が見かけられましたが、土づくり、剪定に気を配り、大事に育てたぶどうを収穫する喜びは格別なものでしょう。収穫後からの土づくりに始まり、一年を通してたゆまぬ努力が続けられているのです。

ペドロ社長と店主
Quinta das Carvalhasにてペドロ社長とともに