セトゥーバル・パルメラ

セトゥーバルとパルメラを有するテラス・ド・サド地域は、大西洋に面し、良質のワインが算出されることで有名です。

セトゥーバルはリスボンから南東に約30km、サド川の河口に面した港湾都市で、20世紀初頭に、イワシ漁を中心に発展しました。同時に、工業都市でもあり、造船業や自動車工業も盛んです。

この地域の特産品として、ポルトガルオイスター(牡蠣)とモスカテルと呼ばれる白ワインがあります。モスカテルとはマスカットのことで、ワインは香り高く甘口になります。食前酒や食後酒として楽しめ、新鮮な魚介料理にもマッチする味わいです。

一方セトゥーバルの北に位置するパルメラは、イスラム教徒とキリスト教徒による激戦が繰り返された戦略上の要地。当時の面影が色濃く残る静かな町です。

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